ことばのあやや2
前回はことばのあやについて全く触れてませんでしたが今回も触れるつもりはありません!
世の中不思議な言葉って沢山ありますよね。
例えば、外国語のカタカナ表記!
どれが正しいなんてないので、ばらつきが出ますよね。
私が最近はまってるモッツァレラチーズも
モッツァレラ
モツァレラ
などいくつかあるようです。不思議ですよね。
そうそう!未だに納得出来ない言葉があるのでちょっとこの話を聞いてください。
あれは高1最初の数ⅠAの進研模試のことでした。高1のしかも最初の進研模試なんて大した問題が出ません。
スタンダードに関数と確率あたりでしょう。余裕〜☆と思って受けたのを覚えています。
しかし確率の問題の沼にわたしはハマりました。
その問題の詳細は覚えていないので少し創作になってしまいますが、こんな感じでした。
「赤玉5個と白玉5個があります。これらを同じ袋にいれ、そこから5個取り出します」
同じ色の玉同士区別つくかどうかはちょっと忘れました^^;
多分区別なしだったきがする…たしか。
そして(1)!
ここが魔の問題でした。
「赤玉ばかりの時の確率を求めよ」
……ん??ばかり??
例えばオフ会を想像してみてください。会場に行った時、参加者のうち98人が男で2人が女だったとき、どんな感想を持つでしょう?
なーんだ、男ばっかり!って思いますよね。
じゃあ「今日は女の子多いよ!」と言われていた飲み会に行った時、男5人女3人だったら?
結局男ばっかりじゃん!って思う人も少なくないでしょう。
母数の違う2例ですが、どちらもばかりを使う可能性があります。つまり、ばかりは人によって捉え方が違う言葉なのです。
ここに気づいたわたしは答案に「ばかり」について定義付けして、場合わけをして答案をつくりました。そもそも○○ばかりと感じるということは一方が多いから出る言葉なので、赤玉>白玉のとき3通りを考えたわけです。
あーもうここに気づくなんて完璧やん!わたし天才かな〜と思って答案を提出しましたが、その後配られた模範解答を見た時は愕然としましたね。だってそこには
「(1)赤玉が5個の時なので…」
とさも当然のように書いてあるんですから!
え、ちょっと待って!それは「○○のみ」とか「○○しか」でしょ!?ばかりは違う…違うやんけぇ…
とやりきれない思いでした。もちろん後日返却された答案も確率問題はバッチリ×でした…
後にも先にも○○ばかり表記の問題文に出会ったのはその時だけでした。
未だにふと思い出しますね。ばかりの恐怖を。
ことの重大さを中学受験でありがちな、ダイヤグラムの問題に置き換えるとわかりやすいと思います。
ある町では,A駅からB駅まで列車で35分かかるという。7時から9時までの間は,A,Bそれぞれの駅から同時に列車が10分間隔で出発する。A駅を8時ちょっと過ぎに出発した列車に乗った人は,B駅から来る列車と何本すれ違うでしょうか。
ね?これなら思うでしょ?ちょっと過ぎってなんだ!?!?!?って
そのくらい定義の曖昧な言葉だと思うのですよ…ばかり…
まぁでも私が解いた確率の問題は玉の数が自然数でカウント出来たので救いでしたよね。
先ほどのダイヤグラムだったら、8時30分もちょっと過ぎかもしれないし、8時0.0000001秒だってちょっと過ぎかもしれませんからね。
そんなわけで、高1のやりきれない体験でした。
そういえば、言葉と言えば
「もう一度チャンスをください」って台詞!
なんて自分勝手なお願いなんだと思いません?私がここ最近で一番嫌いな言葉ですね。
その人が悪いことをしてるのに、さらに無条件でもう一度チャンスを与えて欲しいとお願いするなんて、とっても横暴ですよね。
そのお願いに同意してもらうことで自分がゆるされた気持ちになりたいだけにしか見えないですね。反省する気ゼロだし、言われてる側の気持ちも考えられない身勝手さのダブルパンチです!
そもそもチャンスをあげるかどうか決めるのは相手側なのになぁと…
それもどこかの記事で読んだのですが、ある大学で試験に落ちた学生が、教授を訪ねて「単位を落としたくないので、レポートで救済してほしい」と頼み、教授がぶち切れたという話がありました。ことの大きさが違うと思うかもしれませんが、私は根本は一緒だと思います。
大きなことであれ小さなことであれ、そんなことを言っちゃダメですよね。
本当に相手に認められたいなら態度で示すべき!なんですよねっ!